大型二輪奮闘記
平成某年10月
未だ、教習所で免許が取れないころ、何を思ったか、大型二輪免許を取りに行こうと思い立った。
そのころは、会社を辞めて(リストラ)ぶらぶらしていた頃だった。お金の余裕もあった。
そして、教習所(もちろん、練習だけ出来るところ)に通い始めた。

教習所に通い慣れたころ、ぶらぶらしていても仕方ないので、個人契約で或会社に行くこととなった。
個人契約といっても、通常の正社員と同様に出社し、同様に仕事して
帰るという勤務体制だった。
教習を重ね、技術も向上し、さあ、試験という頃となって、仕事を休みながら試験場に通った。
当然、一発試験なので一回で受かるはずもない。それは、コースが覚えられないのだ・・・・
数回通ったところで、仕事上、あきらめざるを得ない状況に陥った。
それから、数年を経た・・・・
就職もして、横浜に転勤してきた。
転勤後、ビッグスクータを購入し乗り回していたが、どうしてもスクータでは面白くない。
たまたま、オイル交換でバイク屋に寄ったのが、この物語の始まりだった。
ネイキッド・・・・・普通のバイクが欲しい・・・・250CCにするか400CCにするか迷った。
出来れば、ハーフカウルがついたバイクがいい。レプリカだと姿勢がきついから、やはりツアラーかネイキッド。何件か廻っている内に、中型ではハーフカウルがついているバイクが数少ない。そうこう考えているうちに、いっその事、大型取ろうかということを考えはじめた。今は、教習所に行けば取れるし、試験は教習したコースを走るので、覚えられる。
早速、教習所を検討し始める。高いところ、安いところ、教習の時間帯などなど、問い合わせた。
そして。コヤマドライビングスクール二子玉川校に決定した。
ここは、他の教習所より若干高かったが、何か直感で高い分何かあると思い入校した。
又、たまたま、キャンペーン中で他の教習所と比べても値段に大差がないことも要因だった。
初日
入校手続きと説明が終わり、とうとう突入!
適性(実技)バイクの引き起こし。何なくクリア。
過去の経験から要領を知っていたので、すぐに引き起こし完了。教官から、「力あるねえ」といわれたが、私は「力ありませんよ、要領知っているから簡単に引き起こせるんですよ」と言った。
教官は納得していた。
次に、適性(筆記)の時間。実は、入校手続きして、適性(実技)を行なうときに、待ち合わせ場所を間違えて別のところで、待っていた。待てど暮らせど、教官は来ない。1時間ほどして受付に舞い戻り再度聞くこととした。やはり試験場所が違った。そのため、適性(実技)が終わる時間がギリギリ、適性(筆記)に間に合うかどうかの瀬戸際。間に合わなかったら、免許取得までの道のりが数週間ずれ込む。(計画できるコースを事前に選択していたため、頭から狂ってしまうおそれがあった)
これはいけないと思い、受付でドタバタしてもらい、なんとか間に合った。
適性テストが実施された。遅れてきたせいもあり適性テストは一番前の席で受けることとなった。
教官がテストの説明を行なっていた。解答用紙を曲げないように言っていたが、たまたま、曲げるつもりがなかったのだが、曲がってしまった。即座に教官からおこられた。ムカ!としながらもガマンガマン・・・・
なんとか、適性試験が終わり、とうとう、一時限目に突入することとなる。
本日は2時間受講するつもりである。
教習に入った。ゼッケンを付け、コースに立つ。まず、各部名称の説明。中型の人と大型の人と合同で行なっていく。そのため、バイクの説明からとなるのだ。
そのあと、センタースタンド掛け。少し重い・・・・・なんとか立てることができてクリア。
さて、バイクに跨り走行準備。
久々のミラー調整や後方確認(あたりまえのことだが教習所ではアピールする為大げさな感じ)
スタータを押しブルルンと軽快な音がする。「これが大型か」と思うはずもない。以前に練習は充分過ぎるほどしてきている。内心は試験のこととか考えていた。
教官に付いて、大型・中型の順に出発。外周を廻る。馬力があるため、一周遅れのバイクに追いついてしまい最後はノロノロ運転。「うーん、早く単純なコースではなく色々練習したい」と思っていた。
一時間目はこうして何なく終わってしまった。
引き続き、2時間目。
同じ様な講習内容で少しだけスロラームとか取り入れての練習。まだまだ面白くない。
こうして、第一日目が終わったのだった。
さて2日目今日第一段階の最後だ。一時間目に終わるか?自分の計画では2時間目からは第二段階に入らなければ計画が狂ってしまう。見極め・・・・・
しかし、平常心。たいした事はないと思って望む。別段、硬くなることはなかった。今までの講習もスムーズだし何か自信はあった。まだ夏の気候は残っている。あつい。
一時間目が終わった。最後の点呼の時、大丈夫かなという気持ちもあったがすんなり、第二段階へ移行。
次は、8の字や一本橋などが入ってくるはず。
でも、長年やってないので不安はあった。
2時間目、第一段階の復習と新たに8の字走行。狭い場所の走行も一応トライとして行ったがダメ。不安はよぎる。この狭い場所は練習だけで評価ではなかったし、試験項目でもないので、適当にやっていた。
このころから、毎回走り始めには外回りを周回するのだが、先に大型の人たちが行って、それから中型の人たちが回る。結局、追いついてしまう。追っかけているわけじゃないけど・・・(笑)
そうこうするうちに2時間目は終わった。
3日目。
第二段階、8の字の時、同じペアで回っている人がいた。(2人づつペアで行う)。半周回ってストップを繰り返すのだが、私は何なくできるのに、もう一人はバランスをくずしタチゴケ。
え!おいおい、中型持っているんだろ〜って感じ。
教官もそちらばかりに気を取られているので、こちらがチョイミスしても見てない。ラッキー!
そうこうするうちに終わり。
2時間目、一本橋・・・・
昔は何なく渡れたが・・・・
あ!落ちた・・・・
完全に要領忘れている・・・・
成功率20%未満、げーーーーーって感じだった。
なぜできないのか、わからなくなった。教官のアドバイスは分かるのだが。それにネットでどうすればいいかしっかり読んできたつもりだったのに。身体がついてこない。
げ、玄海(否)限界か〜
あとが思いやられる
そして、バタバタとその日が終わった・・・・・・
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